2024年6月から開講する第8期「基礎講座」は、真庭市北部の中和地区で開催します。
中和(ちゅうか)地区について
中和という名の由来は、儒教の経典『四書』の一つ『中庸』の一節です。
「中和を致して、天地位し、萬物育つ」
喜怒哀楽もなく偏っていない状態が「中」(ちゅう)。これらの感情を発しても節度のある状態を「和」(か)と言います。
「中和を実践すれば、天変地異もなく、人の世も自然も調和し、万物が健全に育つ」という意味です。
ここは湧き水が豊富だからでしょうか。ご高齢の方に聞いても「お米に困ったことはない」と言います。空は広く、空気も澄んでいて、晴れた日の夜は満天の星空を見ることができます。
地区の中心には中和神社と、それに隣接する中和小学校があります。中和小学校は、複式学級の特色を生かしながら、
子どもたちの主体性と対話的・協働的な学びを大切にしています。教育過程特例校として新設された
「中和いきいき学習科」(生活科・総合的な学習)では、地域の自然や人、産業、文化などをテーマとした学習や体験活動を行っています。
また、保育園では「森あそびの日」という愛称で、自然保育を取り入れています。子どもたちは園庭だけではなく、近くの里山や小川に出かけて、自由にのびのびと遊んでいます。
自然豊かで、人間味あふれる地域は移住希望者にも人気です。これまで中和地区では、自然栽培に取り組む人、
リンゴ園を継ぐ人、ペンションを経営する人、地ビールの製造を始めた人、里山資源を活用したスモールビジネスに取り組む人など、22組40人以上の移住者を受け入れてきました。
魅力的な生き方や働き方をする移住者が多いことも、この地域の魅力です。
※中和地区には、「中和地域づくり委員会」という自治組織があります。「保育園・小学校の魅力化」をはじめとして、「まにわ里山留学の創設・運営」「移住定住促進」「里山の環境整備」など、未来志向の地域づくりのために「中和ふるさと納税」を実施しています。1万円以上寄附してくださった方には、鰻、豆腐、ジビエ、木工品、草木染めなど、中和地区でつくられた返礼品をご用意しています。詳細は「中和ふるさと納税」をご覧ください。